草月2019年夏号

• 定価：1,580円（税込）
• 発売日：2019年6月1日
• A4（297mm×210mm）
• 88ページ
• 商品番号：A5105

日本文化を総合的に紹介するイベント「ジャポニスム2018 : 響きあう魂」が、パリを中心にフランス全土で行われました。総動員数は350万人以上を記録。その中で、5流派の家元、次期家元が一堂に会し、いけばなは国境を超えた花の芸術であることを知らしめました。真冬のパリで繰り広げられたイベントの模様を家元がレポートします。

草月とも関わりのあるミュージカルカンパニーである音楽座ミュージカルより、藤田将範さんと高野菜々さんが登場。表現者としての思いを語り合いました。

一輪で華やかな印象を与えるゆりは、洋の東西を問わず古くから愛され、その種類は3000種以上とも言われています。日本には固有の自生種が多く、自然の中で愛でることは少なくなりましたが、ゆりは本来は夏の花。その優美な姿を、7人の作家が夏の光の中にとどめました。

• 季節のことば「平成から令和へ」
• 「ジャポニスム2018 : 響きあう魂」5流派が初競演 パリのいけばな
• 第100回草月いけばな展「花賛歌」
• 家元対談　私の流儀　第22回　ゲスト : 音楽座ミュージカル 藤田将範・高野菜々

• ゆりをいける
  田澤凉・篠崎洵雅・加藤久美子・石川龍・狩野朱紅・高木水染・州村衛香
• 百花繚乱
  隅出美泉・西山光沙・岩本知星・石川青葩・坂口水恵・日向洋一・片山健・石倉菘清

• もっと、いけばな! 1 「いける とる みせる」 スマホでトライ!
• 植物に魅せられて 1「カミーユ・アンロ」 東京オペラシティ アートギャラリー 野村しのぶ

• 草月 世界の街へ　21　フランス支部　新井里佳
• 「いけばな」とは何か。蒼風講義録から　14　到るところに師あり
• 家元研究科　テーマ「水を意識していける」
• 花といきる作家たち　第二十一回・丹野霞園
• 勅使河原季里「季里スコープ」Vol.18 「草月アートセンター」の記録④　一柳慧氏にインタビュー