家元出品のもと愛知県支部展が開催されます

前回の支部展は2017年で百貨店にて開催しました。今回は広い公園内の複数の会場（屋内・野外）を使用しての展示となります。
屋内いけばな展では建物の間取りや内装をいかし、入り口にはお迎え花・玄関花、大広間では床上がりの大作、床の間・棚の上や廊下など、隅々まで作品を展示する予定でおり、ご来場者の方には様々な作品と展示方法を楽しんでもらいたいと思っております。
野外展では草月らしい竹をベースに、支部会員約100名で作り上げる大作を展示する予定です。また支部合作の周囲には有志による合作を複数配置し、見ごたえのある作品をと考えております。特に野外での支部による合作制作は10年以上も遠ざかっており、若い世代の支部会員には今回が初めての体験となる方も多いものと思います。1つの作品を支部会員と一緒に作り上げていくことで会員同士の士気を高め、来たる草月100周年に向けて心を一つに盛り上げていきたいと思います。
今年はNHK大河ドラマで「どうする家康」が放送され、徳川家康生誕の地である愛知県岡崎市が大変な注目を集めております。とりわけ今回の支部会場である岡崎公園には大河ドラマ関連の施設やおみやげ屋などが新設され、連日全国からたくさんの観光客が訪れております。そのため、普段いけばなと接する機会のない方々にも広く草月の魅力をアピールできる絶好の機会と考えています。