兵庫県支部展が開催されます

テーマは「はな・わたしの原点」です。出品者それぞれに自分のいけばなの原点は何かを考えてもらい、少し過去を振り返ることで、100周年、更にそれより先の未来のいけばな活動へ繋げたいと思います。会期中は作品とともに出品者のストーリーも掲示する予定です。そのため、来場された方には作品だけでなく出品者の思いもお楽しみいただけましたら嬉しいです。個人作だけでなく、出品者全員による合作も制作しますので、ぜひ足をお運びください。

また、今回の支部展は少し会期をずらして、西と東の2つの会場で開催するという初めての試みにチャレンジします。これも出品者や運営委員への負担を少しでも軽減させたいという思いからです。
10月の西会場は姫路文学館の「望景亭」で開催しました。この「望景亭」は実業家濱本八治郎氏の別荘として大正期に建てられ、国の登録有形文化財に指定されています。一方、本展である東会場は「GALLERY北野坂」で開催します。こちらは安藤忠雄さん設計の建物で、西会場の「望景亭」、東会場の「GALLERY北野坂」、いずれも兵庫を代表する観光地にあり、一般の方にもご覧いただけます。「和」と「洋」の全く異なる空間の、これら2つの会場で開催される草月のいけばなを、たくさんの方に楽しんでいただきたいと思います。