植物の成長を1つのテーマにしたいという茜家元の想いと様々な出会いが重なり草月創流100周年(2027年)に向けて新しいプロジェクトがスタートしました。
このプロジェクトは古来、日本に自生し伝承されながらも現代ではほとんど目にすることができない染料植物「日本茜」を育て100周年行事(2027年)での成果発表を目指すものです。

「日本茜」とは

家元と同じ名前をもつこの植物は本州、四国、九州などの山野に自生するアカネ科の蔓性多年草。輪生する葉はハート型で愛らしく、茎は四角形で小さな棘があり、周囲に絡みつきながら成長します。黄赤色の太い根は、古くから赤(茜色)の染料として利用されてきました。止血剤としても有名です。この日本茜の他にもセイヨウアカネ、インドアカネがあり大きく分けて3種類の茜があります。セイヨウアカネとインドアカネは染料植物として栽培されており染料店にいけば普通に手に入れられます。しかしなかなか流通していない「日本茜」は、手にいれるのが困難といわれています。(一般社団法人日本茜伝承プロジェクトホームページより一部抜粋)

草月の日本茜畑

(一社)日本茜伝承プロジェクトのご協力により京都府南丹市美山町に草月の日本茜畑が誕生しました。2024年1月に種を蒔き春には発芽。5月には茜家元自ら現地に赴き苗を畑に植えました。夏の暑さも乗り越えて草月の日本茜はどんどん成長しています。

プロジェクトのこれから

予定では約二年でしっかりと根が張り、根から染料をとることが可能とのこと。種から育てた茜がどのような成果になるのか?草月流ホームページやSNS等で随時お知らせしてまいります。草月指導者連盟機関誌「草」では毎号レポートを掲載しています。
草月の日本茜の成長と成果をぜひご期待ください!
応援よろしくお願いいたします!

協力

  • 一般社団法人日本茜伝承プロジェクト(ホームページ https://project.nippon-akane.com/ )
  • 一般社団法人ジャパン・フラワー&コミュニケーションズ
  • 草月京都支部

お問い合わせ先
草月WEST west@sogetsu.or.jp

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