2021年11月11日(木)~12月10日(金)、草月会館にて開催された家元継承20周年記念 第102回草月いけばな展「マイストーリー ー私の花語りー」をご紹介します。

2年ぶりの開催となった草月いけばな展は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底し、各期2日間、9期制の少人数での展示となりました。
展覧会には5つの企画が盛り込まれ、草月プラザではテーマカラーを設定した「色彩エリア」と「自由花エリア」、2階談話室では家元作の陶器花器を特別に使用した「家元継承20周年特別エリア」、小さな展示空間の「チャレンジエリア」、そして遠方からも出品可能な「写真いけばな」のコーナーが設けられました。
合計出品数は430点。
その全ての作品にその人が表現され、いける喜びに満ち溢れた展覧会となりました。

勅使河原茜家元作品

会期に先駆け、草月会館正面エントランスに家元による大作が展示されました。
割竹の軽やかなカールが美しいこの作品は、青山通りを行き交う人たちの注目の的となり、SNSにも多数投稿されました。

色彩エリア

写真は、草月プラザの最上段の「色彩エリア」です。
6〜8期はテーマカラーを青とし、医療従事者への感謝の意味を込めた「MAKE IT BLUE」活動に協賛しました。

家元継承20周年特別エリア

家元作の陶器花器にいけるコーナー。
大きさも質感も様々な花器が、個性的な9期にわたってそれぞれの作家ならではの作品に変貌しました。

マイストーリー賞受賞作品

「マイストーリー賞」は、勅使河原茜家元が会期を通じて選考した、優れた作品に与えられる作品賞です。

写真いけばな

展示の一環として行われた写真いけばなのスライドショーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響などから会場に足を運ぶことが難しい方も参加できるコーナーとして注目を集めました。

Vol.1

Vol.2

同時期に開催された家元継承20周年記念「勅使河原茜展 ひらく」は、勅使河原茜作品ギャラリーにてご紹介しています。
併せてご覧ください。

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