東京新聞の連載記事「幻の名匠 渡辺省亭展 私の一点」では東京・上野公園の東京藝術大学大学美術館で開催されていた「渡辺省亭―欧米を魅了した花鳥画―」展について、この展覧会を鑑賞した各界の著名人が心に残った作品の感想を寄せています。
緊急事態宣言に伴い、展覧会そのものは臨時休館しておりますが、紙上で作品の世界をお楽しみください。

勅使河原茜家元の掲載回

  • 媒体名:東京新聞
  • 発行日:2021年5月12日(水)夕刊

渡辺省亭について

省亭は明治11(1878)年の万博を機にパリに渡り、ドガをはじめ印象派の画家たちと交流した経験を持ちます。繊細で洒脱な花鳥画は、その後、万博への出品やロンドンでの個展などにより、海外で高い評価を得ます。一方、国内では、迎賓館赤坂離宮の七宝額原画を描くなど、その実力は認められながらも、明治30年代以降は次第に中央画壇から離れて市井の画家を貫いたため、展覧会で紹介されることが少なくなりました。

展覧会特設サイトにて渡辺省亭の作品をご覧いただけます!
https://seitei2021.jp/

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