無観客ライブ、オンラインレッスンなど、インターネットや会議ツールを代用したエンターテイメントが話題ですが、普段通りのレッスンが難しい今、みなさんはどんな取り組みをしていますか?
「私たちのいけばなスタイル!」では、支部やお教室で活躍する先生に役立つレッスンの知恵、そして、癒しのフラワークなど、今だからこその取り組みをご紹介します。

SNSって、どうやって活用してる?
リモートレッスンって、どうすればできるの?
どんなフラワークが喜ばれてる?

など、今だからこそ取り入れるべきアイデアを交換しましょう!

第2回はこちらの5名のレポートをご紹介します

  • 沼田 広菜さん
  • SYC東京1(代表:橋本 佳蘭さん)
  • 亀谷 美樹さん
  • 関 夕霞さん
  • 市川 愛霞さん

沼田 広菜さんのレポート

工務店の屋内、駐車場横、玄関先に作品を置かせて頂いています。現在、屋内に置かせて頂いている作品です。子供連れの若い方たちがお客様層である人気の工務店ですので、その方たちの目に留まること、そしていつも事務所にお出でのスタッフの方たちの癒やしになることを期待して毎月作成しています。いろいろな条件がある中での作品作りは毎回かなり考えさせられますが、その時間が私の癒やしになっています。

沼田 広菜さんの取り組み

  • 工務店の敷地内にてフラワークを毎月実施
  • Facebook:noriko.numada

SYC東京1のレポート

私たちSYC東京1はInstagramのアカウントを開設し、自宅の風景や日用品を取り入れたいけばな作品を「いけばなと暮らそう!」と題して掲載しています。普段通りの活動ができない状況の中、SNSで企画を展開し会員同士の交流を図れたことはこれからのSYC東京1の活動を考えていく上でも重要な経験になりました。今後も先輩方から引き継いだ活動を大切にしつつ、常に新しいことを模索し挑戦していきたいと思います。

Instagram、Facebookに掲載中の作品。

SYC東京1の取り組み

  • オンライン企画「いけばなと暮らそう!」を実施
  • Instagram:syc_tokyo1
  • Facebook:syctokyo1

亀谷 美樹さんのレポート

Facebook、Instagram、Twitterに、定期的に作品を掲載しています!いけばな教室の花材、教室生徒の作品、私のいけばな作品などを紹介しています。

教室風景

亀谷 美樹さんの取り組み

関 夕霞さんのレポート

親子ひろばで、オンラインいけばなレッスン

自粛中、オンライン親子ひろばでZOOMを使って、4月から6月にかけて、計6回、オンラインいけばなレッスンをしました。

武蔵野市の子育て支援施設を運営しているサニーママ武蔵野という団体が、開催しているひろばのイベント講師として、参加しました。その親子ひろばは、自粛中、外出できず、一人家で外とのつながりが持てずにいる親子のために、ほぼ毎日オンラインで、コミュニケーションがとれる場を作っていました。その活動にぜひ協力したいと思い、そして、子育て中のママたちの癒しに少しでもなれればと思い、毎回10分程度のオンラインレッスンをすることにしました。

  1. 2020年4月11日 季節のお花の紹介
    長くお花を楽しめる枯れもの素材についてレクチャー。
    (使用花材:ツツジ、スターチス)
  2. 2020年4月21日 季節のお花の紹介
    端午の節句について、葉の整理の仕方についてレクチャー。
    (使用花材:芍薬、花菖蒲、梅花うつぎ)
  3. 2020年5月19日 テーマ「新緑をいける」
    いけばなの三大要素である、線、色、塊についてレクチャー。
    (使用花材:ドウダンツツジ、スノーボール)
  4. 2020年5月26日 テーマ「小さくいける」
    ミニアチュールといういけ方があることを写真を見せながら紹介。庭などの雑草をいけるときの注意点を伝える。
    (使用花材:庭の植物)
  5. 2020年6月9日 テーマ「ペットボトルで花器づくり」
    小さなお子様でもペットボトルやマスキングテープやシールを使って、簡単に作れる花器作りをレクチャー。手軽に手に入る材料ということもあり、その場で、作ってくれたお子様もいらっしゃいました。次に、ドラセナの葉で色々遊びながらいける方法をレクチャー。紫陽花の豆知識も伝える。
    (使用花材:ドラセナ、紫陽花)
  6. 2020年6月18日 テーマ「ヒマワリをいける〜父の日に向けて」
    ヒマワリをいけるコツをレクチャー。
    (使用花材:ヒマワリ、ツルツルニチソウ、アイビー、ヒペリカム、オリヅルラン)

初めは、画面上で見るだけで、楽しんでもらえるのか!?という不安もありましたが、回を重ねるごとに、オンラインでも、いけばなを知ってもらえるし、楽しんでもらえる!と確信が持てるようになりました。実際ご参加してくださった方の中には、いけばなを初めて知ってくださった方や、ご自宅でいけてみよう!と思ってくださった方、習いたい!と思ってくださった方もいらして、とてもうれしく思いました。

SNSを使うのが、今まであまり得意ではありませんでしたが、いけばなを伝えていくためには、これから必要不可欠なものだと思うので、積極的に利用していきたいです。

今回の活動を通して、こんなときでも、こんなときだからこそ、「いけばな〜花の力」が大切だと改めて思いました。これからも、いけることの楽しさを伝えていきたいです。

関 夕霞さんの取り組み

  • Zoomでのオンラインレッスン
  • オンライン親子ひろばでの自粛中にコミュニケーションがとれる場を提供する取り組みに対する協力
  • Instagram : yu_ka.seki

市川 愛霞さんのレポート

ZoomとLINEのビデオ通話にてオンラインレッスンを行いました。生徒さん側での花材の調達が負担にならないように、「野菜、くだものをいける」をテーマとしました。花型を勉強中の生徒さん達も普段のお稽古とは異なる視点からいけばなを楽しんでもらえたようです。

市川 愛霞さんの取り組み

  • Zoomでのオンラインレッスン
  • LINEのビデオ通話を活用したオンラインレッスン
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